こんにちは、書道好きの「ひか」です。
今回は書道初心者さん向けに「書道教室の選び方」についてわかりやすく解説していきます。
字を習いたいんだけれど自分に合った教室ってどこだろう?
ネットで書道教室を検索してもたくさん出てきて自分に合った教室を選ぶのって迷いますよね。この記事ではそのような方のお悩みを書道を習い始めて6年で毛筆師範になったブログ著者「ひか」が解消いたします。これから字を学ぼうと考えている方はぜひ参考にしてください。
- 書道を始めたい人
- 今まで習った経験のない人
- 自分に合った教室を探している人
自分に合った教室選びのポイントがわかるようになります
ひとつずつ解説していきます。あなたに合った教室を見つけましょう。
基準は長く続けられること
自分に合った教室を選ぶ時、どのような基準で決めればいいのでしょうか。それは長く続けるポイントをクリアできているかどうかです。私は書道を始めてから現在に至るまで教室を変えずに楽しく続けていくことができています。これから字を習い始めようと教室を探している方もおそらく同じように考えているでしょう。
では、長く続けるポイントを具体的に説明していきます。
初心者さんが教室を選ぶときの5つのポイント
- 初心者さんが教室を選ぶときの5つのポイント
- 見学に行く
- 先生の字が好き
- 目標と学ぶ内容が同じ
- 大人と子どもを混同しない
- 無理なく続けられるか
見学に行く
ほとんどの教室では見学や体験入学をされています。まずは見学させていただきましょう。
先生方もこれからどんな生徒さんが習いに来てくれるのか情報を知りたいと思うのでお互い情報交換は必要です。見学ではお道具を貸してくれる所や見るだけの所など、教室によって様々ですので事前に確認をしましょう。
私の体験談をお話しします
私は見学なしで入会を決めました。当時の私は「私の進むべき道はこれだー!」と意気込んでいました。教室に「次のお稽古から始めさせて下さい!初心者ですがよろしくお願いします」とメールで申し込んだところ
”月初がはじまりですので来月にお越しください。それまでにお道具をご準備ください” と返信がありました。
「お道具って?」
撃沈です。初心者の私はお道具すら何を揃えたらいいのかわからないのです。教室からの返信には書道専門店を載せてくださってましたので、そこへ足を運び店員さんにアドバイスをもらいながらなんとかお道具を揃えて半月間も待つことになってしまいました。
もちろん私の通う教室にも見学はあります。私がそれを知らなかったのと教室側も通常なら”まず見学を”となるところを直感で必要ないと判断したようです。書道の先生方は人の心を読み取る力に長けているような気がします。それは書道は習字と違い感性を伸ばす力が備わっているからだと思います。
私の場合は今も続けていますので結果良かったもののあまりお勧めはできません。やはりまず教室へお伺いしてお互いを知ることが大切です。
そして教室へ見学に行くことが大切な理由はこれから紹介する内容に繋がります。
先生の字が好き
今回の紹介の中で一番の重要ポイントです。
教室によっては先生の字をお手本にするところもありますし、教本を使うとしても先生の感性でご指導を受けることになります。まずは真似て書くことから始まります。感性が同じであれば上達も早いでしょう。それを見極める方法は直観的に先生の字が好きか。先生の字に憧れ、先生のような字を書きたいか。ということになります。
よく肩書きで判断される方がいらっしゃいますが肩書きや経歴は教室を選ぶうえではその次です。大丈夫。憧れる先生の肩書きは素晴らしいに間違いありません。長く続けていくためには最初から肩書きに流されないようにしましょう。
目標と学ぶ内容が同じ
目標と学ぶ内容が同じであることは大切です。書道には、毛筆、小筆、硬筆など色々種類があります。初心者さんはまず毛筆から始めるのがいいでしょう。それは毛筆が書道という「道」の学びの入口だからです。しかしどうしても小筆や硬筆を習いたい方は見学のとき先生に確認するようにしましょう。
そしてお稽古を始める前に目標を決めましょう。きれいな字を書けるようになりたいと漠然と考えている人は多いのではないでしょうか。しかしきれいな字と言えるものはひとつではないのです。字は目的によっていろいろ変化して見る側の心に印象付けます。書道では様々な字体を学ぶことができます。きれいな字のもう一歩先を想像して目標を決めてみましょう。
きれいな字が書けるようになったら何をしますか?
手書きの年賀状や作品を作りたい!
そのほか師範を目指したい、教室を開きたい、など様々な夢が膨らみますね。書道教室へ通ってどんどんきれいな字が書けるようになっていくとその先にはたくさんの可能性が広がっています。
なので私のおススメは、きれいな字になって、〇〇になりたい。または〇〇をする。(例:趣味の作品に一筆添える。師範を目指す。教室を開く。など)という目標です。
字を習うのですからきれいな字になるのは大前提です。その先のワクワクを目標設定にしましょう。
そして見学の時に先生にお伝えできるといいですね。これはこれから続けていく上でモチベーションを保つためにも大切です。目標がぶれてると最初の意気込みはどこへやら・・脱落してしまいます。
大人と子どもを混同しない
書道は年齢層の幅が広く全ての人が学べる世界です。年齢や性別関係なく書道を通して繋がることができる素晴らしい学びです。ですが、子どもの中に大人もしくはその逆の環境で学ぶことはおススメしません。なぜなら大人と子どもは習う字体が異なるからです。
中学生までは楷書(活字に近い字体)がメインで高校生から成人は楷書を経て行書、草書(くずし字)と学ぶ内容が違うのです。簡単に言うと先に述べた目標と学ぶ内容が異なると同じことが言えるでしょう。
無理なく続けられるか
大人は何かと時間に追われ忙しい毎日です。お仕事やご家庭、イレギュラーな用事もしばしば。そんな中でも
書道を始めたい!
と考えるあなたはとても向上心がありますね。しかし大人の私たちは子どもの頃のように
「〇曜日の△時はお稽古の時間なのでまた今度!」なんてできない事のほうが多いのではないでしょうか。
このスキマ時間なら行けるかも!
なんてギリギリのスケジュールでは脱落の要因になります。無理は禁物です。
最近では先生方も大人の方が無理なく続けられるように様々な工夫をなさっておられます。チケット制やオンラインでのお稽古を導入されている教室も増えてきました。余裕を持って続けられる環境が大事です。お住まいの近くで探すのもいいですね。
お稽古は自己啓発であって息苦しさを感じてしまってはいけません。
楽しく続けられるかどうかシュミレーションしてみましょう。
自分に合った教室選びのポイントまとめ
初心者さんが教室を選ぶときの5つのポイント
- 見学に行く
- 先生の字が好き
- 目標と学ぶ内容が同じ
- 大人と子どもを混同しない
- 無理なく続けられるか
今回の記事を参考に自分に合った教室で楽しく書道を続けていきましょう。
字が変われば世界は変わります。そして人生豊かに暮らしましょう。
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